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SUPER!

どうもブログを一ヶ月も何もしないで放置してしまっていたmassiです。
 そういえば「秒速5センチメートル」がレンタルになったので早速借りてきて、今、見終えました。それではその勢いで感想を書いてみます。
まず言わせてもらいたいのが、「新海誠さん私はあなたを誤解していました。」ということ。「ほしのこえ」を何にかの機会でちょっと見せてもらって。ちゃんとは見てなかったんですが「オレはもうそういうの卒業したから。」と言って、「セカイ系の人なんでしょ」と変なレッテル貼り付けてました。「ごめんなさい」と。そう謝りたくなるぐらいにいい作品でした。
 特に3部がすきですね。むしろ1,2部がそんなスキじゃないぐらいで(笑) 3部に入るまでは見ながら散々「ねーよこんな青春。」「うわ、寒気する。」と自分の体験した現実に対するひがみに近い嫌味を散々言ってました。フィクションをフィクションとして受け取れよ自分(笑) まぁ、それくらい、ムネをもやもやさせて。なんで見てるほうが、こっぱずかしくならなきゃならないのかと突っ込みたいぐらいでした。まぁそのこっぱずかしさが3部の貯金みたいになってますけどね。
 それで、じゃあどういったところが好きなのかというと、もちろん丁寧に登場人物の心理を描いてるところ、王道とまでは言えませんが、間違ったことをしてないなこですね。話の展開が予想しやすいので、そういったところは大事だと思います。例えば、コンビニのBGMから山崎まさよしの流れてじんわりとEDに向かう所とか、最後の踏み切りのシーンなんですが。まず前の方のは、すごく曲の入り方難しいじゃないですか。しかも、明るいシーンではないでしょ。そこで、ドーンと曲流したら、もう雰囲気ぶち壊しじゃないですか。そこを抑え目に入っていくのは、雰囲気を壊さくてとても好きです。後の方のは、この作品は「One more time,One more chance」のような曲を流しながらこのシーンを作るためにあった、それらから作品ができたといっていいほどのモンだと思うのですが。その中ではっきりいってこれ最後会っちゃダメなんですよね。作品として。もしね、二人とも向き会って「久しぶりー」なんてなったら台無しですよ(笑) だって、女の方はもう居場所があって男のことなんて思い出になってるんですもん。そこで、未だに引きずっている男とあっちゃダメですよ。でも男は振り向かなきゃダメですよね。居場所がないですから。そこらへん、手紙が思い出になっている女と思い出になるべき手紙を風で飛ばされてしまった男の関係をキチンと描いてますもんね。そして、電車が通り過ぎた後の男が残念そうな顔から少し笑った顔に変わるシーンで。思い出とまでがいきませんが客観的に自分を見れている、大人になって何も感じなくなってきているハズの自分にもまだこれだけのトキメキが残っていることに気づいて、彼は救済されているわけですよね。本当にね、作画もですけど、この作品はすごく丁寧なんですよ。
 そう考えるとこれはホントいい「もやもや作品」です。この胸の切なさからくる、もやもや具合は、最近なら「時かけ」、ちょっと昔なら「耳をすませば」あたりに匹敵しますよこれ。なんてったって俺の中で「耳をすませば」なんてジブリで最も好きな作品であり最も嫌いな作品として神格化されてますからね。どっちだよと(笑)。それくらい「秒速5センチメートル」には、心を若々しくさせてもらいましたよ。



今日の一言:誰かが言ってた恋愛の例え。男は名前をつけて保存、女は上書き保存。
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by neet_massi | 2007-10-21 20:04 | 駄文